📝 レビュー (Yooさんのレビュー)
読書履歴
AIが見つけた似た本
「謹訳源氏物語: 若菜」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を2冊見つけました
赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万...
新訂 徒然草 (岩波文庫)
西尾 実
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...
林望先生訳源氏物語の第6巻。若菜上下を収録。源氏の39歳から47歳までの話。紫上と、そのライバルとして登場する女三の宮とを中心に展開していく。女三の宮の身の上を心配した朱雀院が彼女の嫁入り先を悩むのだが、臣下に嫁入りさせるなら、相当の位の人でないといけないという辺り、相当の位なら自然と年寄りだろうに、やっと成人式を済ませたばかりの若い(幼い?)娘を40男に嫁がせるなんて、気がしれない。夕霧と雲居の雁との間でもそんなやり取りがあったので、当時としてはよくあることなのだろう。その女三の宮の評価については、冷静な夕霧と恋に目がくらんだ柏木でまったく異なるというところが面白い。思いを遂げて深みにハマっていく柏木が話の中心なのだが、ここに来てまたしても登場する六条御息所に興味が湧く。中宮入内で成仏したと思いきや、紫上、女三の宮と祟るところは、少し便利に使い過ぎなきらいもあるが、どうしようもない女の性か。