📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
松本市郊外にある梓川病院の内科病棟に研修医桂正太郎がやってきた。高齢の患者に対する谷崎医師の態度に考えさせられた。生きる術は色々議論されているが、死に行く術を自分自身しっかり考え、家族に伝えなくてはならないと思った。終末期のあり方という難しい命題の中、桂先生が花屋の息子という設定がよかった。サンダーソニア、エゾムラサキ、カタクリ。目に浮かぶ。看護師月岡美琴とのやりとりもほのぼのとしてて微笑ましかった。
読書履歴
2021/01/24
280ページ
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