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普通のデザイン―日常に宿る美のかたち

普通のデザイン―日常に宿る美のかたち

内田 繁

この本の所有者

2人が登録
2,293回参照
2007年7月8日に更新

書籍情報

著者:
内田 繁
ページ数:
138ページ
参照数:
2,293回
登録日:
2007/07/07
更新日:
2007/07/08
所有者:
taka_aki taka_akiさん

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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
なかなか、難しい。って、デザイン畑でないからなのか。。

でも、弱いデザイン、普通のデザインって概念自体は興味深し。他にも、興味深い話もあったり。

1.ウツとは、空、空虚、無、空っぽのことです。そのウツなる空間(季節・儀礼)をとり入れ、実体を作ります。それはウツ→ウツロヒ→ウツツと展開します。空なる状況に、時間、自然、心などが「ウツロヒ」、変遷することによって「ウツツ」(=現)すなわち「現実」が生まれます。

2.日本の文化には節句というものがありました。節句とは、節目、すなわち人日の一月七日、上巳の三月三日、端午の五月五日、七夕の七月七日、そして一般に菊の節句ともいわれる重陽の九月九日・・・このような式日が節句です。これは日常の単調な時間を活性化するために用意された時間でした。日常、すなわち「ケ」が持続すると、「ケ」が枯れて「ケガレ」の状態になります。これらを回復するために「ハレ」の時間を用意したわけです。

3.フランスの社会学者ロジェ・カイヨウは、遊びの本質をつぎの四つに分類しました。すなわち、「アゴーン=競争」、「アレア=偶然」、「ミミクリー=模倣」、「イリンクス=眩暈」です。

1とか2ってコトバは目にしていても、実際にそんな意味があったのかーと感心したり。3は面白いです。言われてみればそうかもと。しかし、ミミクリー、、響きが可愛い。ミミクリー。

読書履歴

2007/07/08 138ページ
2007/07/08 48ページ

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