雪煙チェイス (実業之日本社文庫)
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強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と...
チヨ子 (光文社文庫)
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五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。大学生の「わたし」がアルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、周囲の人はぬいぐるみやロボットに変わり―(「チヨ子」)。表題作を含...
黒笑小説 (集英社文庫)
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作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁し...
殺人の容疑をかけられた大学生脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物は正体不明の美人スノーボーダー。それを追うのは本庁より先に捕えろと命じられた所轄の刑事・小杉。雪山シリーズは軽いタッチの話でサスペンスというほどでもない。でも、わたしは普通に楽しめた。特に根津さんファンとしては最後の場面が根津さん自身の私生活が伸展していてよかった。これで、既刊の雪山シリーズを全部読んだけど「恋のゴンドラ」が単行本だけあって一番おもしろかったと思う。