
東京すみっこごはん (光文社文庫)
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食べ物が出てくる小説・漫画に目がない。というわけで、Amazonで評価がとてもよかったこの本を。見知らぬ人達が集い、くじびき制で備え付けのメニューノートを参照して料理を作り、皆で食べるという「東京すみっこごはん」。この設定は面白いが、割と早い段階から結末は見えてくるし、いじめられて居場所のない女子高生、婚活中の女性、留学生など、登場人物の設定だけでなく描写があざとすぎて、しつこすぎて、楽しめなかった。「タルトタタンの夢」とかの方が好き。食べ物小説として屈指なのは、人の心の機微に触れる内海隆一郎の「鰻の寝床」(全ての短編が美味しいそうだし素晴らしい)だと思う。