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空ばかり見ていた (文春文庫)

空ばかり見ていた (文春文庫)

吉田 篤弘

この本の所有者

2人が登録
198回参照
2015年12月22日に更新

書籍情報

ページ数:
349ページ
参照数:
198回
登録日:
2015/12/10
更新日:
2015/12/22
所有者:
schazzie schazzieさん

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内容紹介

小さな町で小さな床屋を営むホクトはあるとき、吸い込まれそうなくらい美しい空を見上げて、決意する。「私はもっともっとたくさんの人の髪を切ってみたい」。そして、彼は鋏ひとつだけを鞄におさめ、好きなときに、好きな場所で、好きな人の髪を切る、自由気ままなあてのない旅に出た...。流浪の床屋をめぐる12のものがたり。
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📝 レビュー (schazzieさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
流しの床屋ホクトをめぐる12の物語。最初は他の人の物語にホクトが入り込んで来る形の話だったが、最後はホクト自身が主人公となるファンタジーで幕を閉じる。そこはかとなく柔らかな気持ちになる短編集で、いつまでも読み終えたくないような感じ。つむじ風食堂のある月舟町の住人も登場するので、あのシリーズが好きな人にも必読の書。アインシュタインの言葉と7つの星のようなラインストーンがついたしおりを使っていたが、読み終えてみると、それがぴったりだったことに気づいて嬉しくなった。7つの星はやはり北斗七星を連想させるし、アインシュタインの言う「神秘」も、時折垣間見える不思議にふさわしい。

読書履歴

2015/12/22 349ページ

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