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読書履歴
AIが見つけた似た本
「虚ろな十字架」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
七つの黒い夢 (新潮文庫)
乙一
天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗...
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...

確かに人数にかぎらず死刑に処したほうがいいんじゃないかと思うことはある。刑務所に入ったからといって人間が変わるとも思えない。この問題はとても難しい。


図書館
「死刑は無力だ」だが、東野さんは死刑廃止論を訴えているわけではなかった。中原の娘を殺害した蛭川。彼は最後まで反省することはなかった。「もう面倒になった」と。世の中にはいろんな残虐な事件がある。刑務所に入っても全く反省しないもの。罪の意識にさいなまれながら生きていくもの。人の命を殺めたものの罰は死刑とひとくくりにしていいのか?刑務所に何年いれておけば罪を償えるのか?殺人者に虚ろな十字架を背負わせているだけ。読者にいろいろ考えてほしいということなのだと思う。