
読書履歴
AIが見つけた似た本
「女のいない男たち」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
青年のための読書クラブ
桜庭 一樹
東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の“クラブ誌”があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が...
<女子大生会計士の事件簿>世界一やさしい会計の本です
山田 真哉
ベストセラー『女子大生会計士の事件簿』のビジネス版!萌ちゃんとカッキーの書き下ろし小説をモチーフに、会計の基本のきを解説!超人気ミステリー『女子大生会計士の事件簿』書き下ろし4編収録。

「色彩を持たない***」があまりにひどすぎたので、本書もどうかと思っていたが、そもそも短編の方が出来にむらがないし、従来の春樹節もあり、まあまあ。とはいえ、テーマがテーマ(初老・中年の女性関係総括)だからか、主観的にすぎ、どんよりと重苦しく、正直気持ち悪い部分もある。体臭が濃すぎるといった感じ。自分が春樹の短編に期待する、軽やかでありながら、あとをひく、鮮やかなイメージ喚起力といったものはあまりなく、たぶん読み返さない。でも、本書を読んで、村上春樹は作家として死んではいないことがわかり、ほっとした。
【以下寸評】
「ドライブ・マイ・カー」:まぁまぁ。運転手のみさきの造形はよい。
「イエスタデイ」:ノルウェイの森・カフカと同様のモチーフ。ふーんといった感じ。
「独立機関」:「プールサイド」「トニー滝谷」と同様のモチーフだが、この二つの方が遙かに優れており、これは嫌い。
「シェラザード」:本人は一番気に入っているようだし、構造やモチーフも凝ってるし、それもわからなくもないが、やり過ぎの観があり、気持ち悪さが残る。
「木野」:これが一番よかった。「タイランド」と同じモチーフか。これを膨らませた長編を読みたい。
「女のいない男たち」:はぁ。なんかね。
【好みの村上春樹の短編】
「タクシーに乗った男」「レーダーホーゼン」「プールサイド」(回転木馬のデッドヒート)
「沈黙」「トニー滝谷」(レキシントンの幽霊)
「納屋を焼く」「蛍」(納屋を焼く、蛍、その他の短編)
「タイランド」(神の子たちはみな踊る)
「午後の最後の芝生」(中国行きのスローボート)























