
ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
この本の所有者
📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)
なんか繊細で、文字を追っているだけでぽわーとその映像が浮かんでくる。それだけでも一読の価値はあるのかなぁと。うん。
読み返す前に印象に残ってたシーンは、蛍、緑と眺める火事、療養所の夜・・・、あとラストシーン前夜はショックのあまり記憶が飛んでたんだなと気づかされましたw
改めて読み返してみると、出会い→別れ→世界の中でひとりぼっちをかみ締めるっていう、けっこうオーソドックスな恋愛物語でモラトリアム青春記だったんだなぁと思いました。
生の象徴であるミドリと、死の象徴である直子の狭間でゆれ続ける僕。
自分の気持ちに素直に行動できないもどかしさ。死を通して得る自由と、死を知ってしまって抱えてしまう悲しみ。
こんな大事件は起こらないにしても、大人になるために誰もが感じる通過点を描いているのかなと解釈。
ラストは、記憶の中ではハッピーエンドだったのだけれど、読み返してみると「生きる事を選んだ」とも「キズキ→直子→ワタナベ→ミドリ・・・と続く無限ループ」とも取れるな。んー難しい。観念的になってしまふ。
ちょっと考察サイトめぐってこよ。
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