
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
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ツボにはまりました。19歳の大学生ってことで舐めてたのを別にして、普通に名作だと思ったし作者の力量を感じた。最近はやりのひねって気の利いたセリフや、うまいこと言う的で作り物めいた表現とは一線を画して、リアルな会話とコピーのように直接感性に働きかける研ぎすまされた表現に才能を感じた。タイトルも秀逸だし、小説の構成も自分は初めて触れるものでした。自分には高校生と大学生の息子がいるけど、彼らを通して見えてた現代の高校生の実態がそのまま表現されてるように思うし、若者特有の閉塞感や焦燥感が迫ってくるのには、尾崎豊の歌を聞くように素直に感銘を受けた。

バレー部のキャプテン桐島が部活をやめたことにより、高校内に起こる小さな変化を五人の目線から描いたもの。直接は退部に関係なくとも、微妙な変化が生まれている様を、リアルに表現している。
作者は早稲田卒で自分より年下。文体が若者調であまり好きではなかったが、こういう作風もたまにはいいかも。
努力することから降りた者がいる一方で、全力でぶつかっても何も報われなかったときを恐れ、自分に理由付けして現実から逃げる者もいる。頑張った分だけ報われると言うのは嘘。それがリアル。その中でどれだけ自分が頑張れるか。好きなことに没頭している人、何かに向かって努力している人は輝いているし、周りを照らす。そんな人になりたい。

映画も本も面白かった 特別な本



桐島本人出てこないでここまで進むのか…最初の方とかは桐島の退部に関わってるけど、だんだん広くなって。新しいけど、桐島の心境とかも知りたかったり。


高校生特有の大人から見たらつまらない、でも本人達にはそれが世界の全て。
文体も好み。




































