完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
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完全なる首長竜の日
乾 緑郎
植物状態になった患者と、コミュニケートするための医療器具「SCインターフェース」が開発された日本。少女漫画家の淳美は、自殺未遂を起こして数年間意識不明に陥っている弟の浩市と対話を続けている。「なぜ自殺...
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)
海堂 尊
東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。ところが原因不明の連続術中死が発生。高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼...
珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
岡崎 琢磨
京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。...
竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
幕府を倒すには薩摩と長州が力を合せれば可能であろう。しかし互いに憎悪しあっているこの両藩が手を組むとは誰も考えなかった。奇蹟を、一人の浪人が現出した。竜馬の決死の奔走によって、慶応二年一月、幕府の厳重...
忍びの国 (新潮文庫)
和田 竜
時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮...
読中も読後も不思議な気持ちが心を埋め尽くす。読中は、著者が描いているのは現実か夢か、という不思議。読後の不思議は、帰ってきた現実は果たして本当に現実なのだろうか。意味ありげな結末は現実か否か。もしかしたら今までの現実が夢であって欲しいと願った故に現れた世界かもしれない。この清々しい違和感は読まないと感じることはできないだろう。
ふわふわと読んでいる自分も漂っている感覚。複雑な話なのに、すらすらと違和感なく読めてしまう所がスゴイ。ラストが本当に秀逸!
長期間意識が戻らない弟とシステムを通して交流する主人公。現実、意識の中の世界、夢、記憶が錯綜する。回想や夢の中の場面の描写が上手い。