メニュー
オーディンの鴉 (朝日文庫)

オーディンの鴉 (朝日文庫)

福田和代

この本の所有者

1人が登録
312回参照
2013年1月10日に更新

書籍情報

ページ数:
400ページ
参照数:
312回
登録日:
2012/12/27
更新日:
2013/01/10
所有者:
mak246 mak246さん

この本を共有する

📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
IT社会のリアリティを追求したサスペンス作品!天才ハッカーや天才プログラマー等の非現実的な類は一切なく、ごくごく身近なTwitterや2ch、SNS、YouTubeだったりニコ動といったツール類を使っての展開なだけにちょっと寒気が…
インターネットの発達と共に生活も便利になったり、色々と可能性が拡がる半面、このような事態ってかなり現実的なのだろうから。。。
…ただ、日進月歩で技術が進む昨今では「旬な時期」ならではの展開ではあるので、10年後とかに読み返すとかなり違う味わいになるのかも。

そんな「現在」の社会に対する警告も含まれているのだろうが、それらの要素がうまくストーリーと絡まりあっていて無理なく読ませてくれる!
また、主人公である湯浅の設定も絶妙だったかと。。。検事という職業ではあるものの、比較的庶民的であり親近感のあるキャラクターなだけに、中盤以降に追い詰められていく描写にはついつい同調してしまった。
そして、現代に於いて、この情報管理から身を隠すって難しんだなぁ、、、と関心してしまった。

…とまぁ、その辺については非常に面白かったのに、本作内での黒幕(?)が若干役不足だったんじゃないだろうか。
組織の全容が掴めないままってのも含めて、設定自体は確かにリアリティはあるんだろうけど、小説としてはスッキリ感が足りなかったんじゃないかと。。。

読書履歴

2013/01/10 400ページ
2013/01/09 244ページ
2012/12/27 96ページ
2012/12/27 96ページ

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「オーディンの鴉 (朝日文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました

74.2%
石の猿 下 (3) (文春文庫 テ 11-12)

石の猿 下 (3) (文春文庫 テ 11-12)

ジェフリー・ディーヴァー

冷酷無比の殺人者“ゴースト”は狡猾な罠をしかけ、密航者たちのみならずライムの仲間の命をも狙う。愛する者たちを守るには、やつに立ち向かうしかない。真摯に敵を追う中国人刑事ソニーの協力も得、ライムはついに...

5人 5
73.6%
羊たちの沈黙
73.1%
狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)

支倉 凍砂

教会都市リュビンハイゲンを出立した行商人ロレンスと狼神ホロ。行商がてらホロの故郷ヨイツの情報を集めるため、冬の大市と祭りで賑わう町クメルスンにやってきた。そこで二人は、若い魚商人アマーティと出会う。ど...

23人 5

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します