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逸脱  捜査一課・澤村慶司 (角川文庫)

逸脱 捜査一課・澤村慶司 (角川文庫)

堂場 瞬一

この本の所有者

5人が登録
237回参照
2012年12月6日に更新

書籍情報

ページ数:
455ページ
参照数:
237回
登録日:
2012/11/29
更新日:
2012/12/06
所有者:
mak246 mak246さん

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内容紹介

10年前の未解決事件を模倣した連続殺人。立て続けに3人の惨殺体が見つかった。県警捜査一課・澤村は、コンビを組む初美とプロファイリング担当の橋詰と犯人を追うが、上司と激しく衝突し孤立を深める。澤村は過去に自分が犯した失態により心に大きな傷を抱えていた。トラウマを払拭すべく澤村が捜査に邁進する中、さらに4人目の犠牲が出てしまう。被害者の共通点を洗うと、浮かび上がってきたのは意外な人物だった――。
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📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

評価:
2/5
レビュー:
新シリーズということで期待していたが、今回のシリーズはイマイチかもしんない。。。。
独断専行の一匹狼で、上司に対しても常に憎まれ口を叩き、それでいながら切れ者の刑事という堂場作品としては典型的な主人公の澤村。
今までの主人公たちと異なるのは「最高の刑事になる」といった明確な目標を定め、それに向かって頑張ってる点だろうか。
ただ、そこにも大きな疑問が残る。

これまでもそうだったように、自分の勘や得た情報を自分だけで抱え込んで単独行動に走る。
その挙句に犯人に迫りながらも逃げられる。
…って、今までの主人公たちなら単なる変わり者だけで済んだけど、過去の事件を引きずり、「最高の刑事」を目指すにはあまりにも短絡すぎ!!
それで犯人逃して、別の負傷者を出してたら引きずってる過去を何にも活かせていない気がするんだが、本人にその自覚はないんだろうか???

警察官の事情に詳しくはないが、あくまで庶民の側からみたら負傷者何人も出して組織をかき回す奴より、組織をうまく活用して犯人を追い込む方が「最高の刑事」のイメージには近いと思う。
澤村もそこを目指して、それでも理想と現実が乖離してるっていうのならまだしも、そもそもの目標値が間違ってるとなんか釈然としない。。。

ただ、まだシリーズ1作目なので、このような身勝手刑事が如何に理想的な「最高の刑事」になるまでの変化がシリーズを通したテーマであるならば、先ずは程遠い立ち位置からのスタートってのは理解できるし次作以降にも期待は持てるかと。。。

読書履歴

2012/12/06 455ページ
2012/12/05 302ページ
2012/12/04 205ページ
2012/11/29 101ページ

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