メニュー
影法師 (講談社文庫)

影法師 (講談社文庫)

百田 尚樹

この本の所有者

(4.6)
36人が登録
356回参照
2013年3月12日に更新

書籍情報

ページ数:
408ページ
参照数:
356回
登録日:
2012/06/18
更新日:
2013/03/12
所有者:
toshi toshiさん

この本を共有する

内容紹介

頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一は竹馬の友、彦四郎の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0』に連なる代表作。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

読書履歴

2013/03/12 408ページ
2013/03/12 375ページ
2013/03/11 315ページ
2013/03/08 311ページ
2013/03/06 263ページ
2013/03/05 228ページ
2013/02/26 203ページ
2013/02/25 187ページ
2013/02/21 178ページ
2013/02/19 137ページ

他3件の履歴があります

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「影法師 (講談社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました

79.1%
クラインの壺 (講談社文庫)

クラインの壺 (講談社文庫)

岡嶋 二人

200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーと...

12人 4
78.5%
奪取〈上〉 (講談社文庫)

奪取〈上〉 (講談社文庫)

真保 裕一

一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...

25人 3
77.4%
6ステイン (講談社文庫 ふ 59-9)

6ステイン (講談社文庫 ふ 59-9)

福井 晴敏

愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、...

6人 4
76.7%
川の深さは (講談社文庫)

川の深さは (講談社文庫)

福井 晴敏

「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...

17人 3.7
mak246
mak246 Lv.63

作品ごとに手法や切り口を変えてきている作者が、今度は時代小説というジャンルでアプローチしてきた作品。一言で言えば友情物語ではあるが、最後になるまで彦四郎という人物の本当の姿(真意)を具象化させない描写、そして何よりも彦四郎視点で語らない点では「永遠の0」にも通ずるものを感じた。
その意味では、家族愛をテーマに描いた「永遠0」と同じような手法を用いて、友情をテーマに描いた作品とも言えなくない。
ま、単に"友情"だけでもないのだが。。。。

とは言っても、決して二番煎じだけで終わるような作品ではない!
戸田勘一という男の半生を追いながら、その節目節目に絡んでくる彦四郎との友情物語。それだけならどこかの青春小説にもなりそうだが、本作の舞台を江戸時代に設定したことから、その時代における庶民の生活風景や社会事情、そして当時の武士の生き様など、今回もその世界観を追求したリアリティある描写で非常に読み応えがある!!
また、その辺の時代考証も説明調ではなく、2人の男の生き様を描く中に織り交ぜたり、勘一の出世の要因と絡めたりするなどで巧く表現している点が好ましい。

ただ、彼の取った行いは時代小説としても"できすぎ"って感は少しあるかも。。。。
表題である「影法師」に相応しく実にすばらしい人物だと思うが、ここまで自己犠牲を払って他人のためだけに尽くす人物像は美しくあるものの人間味に欠けて見えてしまうのは穿った見方だろうか。
「永遠の0」の宮部久蔵の確固たる己の信念には説得力があり納得できたのだが、彦四郎の「想い」には時代が違うと言えばそれまでではあるものの、そこまでの共感はできなかったかと。。。。

それと、巻末の袋綴じについて。これは賛否両論だろうが、個人的には単行本時の判断が正しかった気がしないでもない。
ストーリーの中にも伏線はあったのだから、最後に補足説明をせずとも読者の感受性に委ねるだけの余韻があった方が良かったかも。
…作品の出来が良かっただけに、ちょっと高望みしすぎなのかもしれないが。。。。

bskt0609
bskt0609 Lv.36

江戸時代、武士の禄高、階級社会が絶対的であった時代の話。
幼い時に身分により父を亡くした下士の勘一と、それを支えた竹馬の友の中士彦四郎の話。
勉学にくわえ、剣の腕も隣に出るものはいない彦四郎に憧れ幼少時代を過ごす勘一。
下級身分だからこそ、階級社会に不条理を抱き、自分のためでなく、藩のためにそれを変えたいと強い思いを抱いていた。そんな勘一を藩にはなくてはならない人物だと思い、自分を犠牲にして誰にもかたらず守っていた彦四郎。
下士からは考えられない出世をする勘一に対して、不名誉の烙印を押され、あげく狼藉をはたらいて逐電した彦四郎。しかし、彦四郎は勘一のためにわざと不名誉の傷をおい、友をたて、また友とその妻を守る為に狼藉を働いたふりをして追手から勘一を守っていた。
話の流れは勘一の出世と彦四郎の堕落が反比例して展開され、最後に彦四郎の死後、生前の彦四郎の行動の真意が明らかになって行くというもの。
本当に強い信念を持つ者には、自然と道が開け、その陰にはかならず支えてくれている人がいるということ。

マーク
マーク Lv.64

マイナス0.3星 ちょっと出来過ぎの物語だか、磯貝彦四郎惹かれる

gugucchi
gugucchi Lv.118

genki
genki Lv.109

my-do!
my-do! Lv.78

読後、たまらなく感動した。武士の友情をこれほど迄に、美しく描いた作品が今迄にあったろうか…人間関係が、稀薄になってきた、現代に問いたい。素晴らしいの一言に尽きる。

Shige
Shige Lv.64

彦史郎
は素晴らしい。こんな生き方できたらできない。彦史郎を、見ていると自分の事ばかり考えている自分が恥ずかしい。
ともに育ってきた勘一と彦史郎。江戸の身分社会での中士と下士。勘一は彦史郎に守られ憧れ育って行く。しかしながら、上位討ちでの失態から彦史郎の人生は大きく変わっていく。反して勘一はそれを機に家老ににまで上り詰める。ラストに彦史郎が勘一を影に日に支えていた事がわかっていくところが感動しました。

ミナコ
ミナコ Lv.59

ゆたゆた
ゆたゆた Lv.120

20120615第1刷発行
20131205第17刷発行
講談社
講談社文庫
Amazon古書

20100500講談社刊

20160730入手

¥648+税

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します