メニュー
照柿(下) (講談社文庫)

照柿(下) (講談社文庫)

高村 薫

この本の所有者

7人が登録
111回参照
2010年5月19日に更新

書籍情報

著者:
高村 薫
ページ数:
336ページ
参照数:
111回
更新日:
2010/05/19

この本を共有する

📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)

レビュー:
やっと読めた。見届けた。
むしむしぼうぼう、とにかくうだるような暑さの小説でした。暑さと湿度と情念との戦いだった。
3人の行く末は必然、という気もしたし、
ささいな、ほんのささいな出来事が人生を狂わせるやるせなさも感じた。
なんでこんな道しか選べないんだろう、
なんで無神経になれないんだろう、
なんでやりすごせないんだろう、、、
「なんで」と「諦め」の連続だった気がする。三人とも。
そしてしかるべき破滅。というか。
傍観することすら苦しい、なかなかしんどい小説でした。
 
合田雄一郎シリーズはLJしか読んだことがなかったので、
この作品での合田像にはちょっと驚きでした。

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「照柿(下) (講談社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました