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遮断 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)

遮断 - 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)

堂場 瞬一

この本の所有者

5人が登録
141回参照
2011年12月1日に更新

書籍情報

ページ数:
467ページ
参照数:
141回
登録日:
2011/11/25
更新日:
2011/12/01
所有者:
mak246 mak246さん

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内容紹介

厚労省高級官僚である六条舞の父親が失踪した。事件性はないと思われたが、一億円の身代金要求が届き様相は一変する。現金を用意して引き渡しに挑むものの、あえなく失敗に終わる。同時期にくせ者新メンバー田口はインド人技術者の失踪事件を調べていた。鍵は外国人労働者の就労斡旋なのか。二つの事件の関係は。
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📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
シリーズ7作目でいよいよ本筋へ!…と思いきや、別の事件に翻弄されて今回は高城のテンションが落ちてはいないってコトが分かった程度。ま、シリーズはまだ続くんだろうから、いきなり核心ってコトにならないとは思っていたけど、前作の最後からの流れでもう少し突っ込むコトを期待してたんだが。。。

期待が外れたって部分では、7作目にしてようやくフィーチャーされた六条舞の扱いだなぁ。。。。
この六条もいつかは掘り下げられるキャラだと思っていたけど、被害者家族としての立ち位置が強すぎて刑事としての彼女の姿は少し垣間見れるレベルになってしまっている。本シリーズでも高城や阿比留室長、他作の刑事作品でも家族ってものに比重を置く傾向にある堂場さんだけに今回の六条の扱いも分からないではないが、これまでがお嬢様で刑事としては「使えないキャラ」としてきただけに、活躍とまではいかなくても何かしら刑事としての本領を発揮するとか、今までの刑事としては不可解(?)な行動と存在感に何かしらの結論を導き出すような展開を望んでいたんだけど、そうすんなりとは行かなかったみたいだ。…ある意味ではこの方がリアリティのある展開なのかもしれないが。。。

等々とシリーズ物の展開としては期待というか予想が外れた本作だったが、新メンバー田口の存在や阿比留室長の再起動、そして今回の六条の件などで失踪課内にまたもや生ずる波紋などは、シリーズを通して描かれるであろう人間関係や組織が如何に一筋縄では行かず、時間経過と共に刻々と変化していくといったことを描く上では事件ともうまく絡み合った描き方がされている。
それにしても、高城と愛実の展開も全く予想外だった。。。

おまけに、ファンサービスかもめしれないが、ここにきて大友鉄と城戸南が出てくるとは…
既出の鳴沢了もそうだが、これは今後の展開に向けた伏線なんんだろうか??

読書履歴

2011/12/01 467ページ
2011/11/30 390ページ
2011/11/29 298ページ
2011/11/26 207ページ
2011/11/25 94ページ

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