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崖の国物語〈4〉ゴウママネキの呪い (ポプラ・ウイング・ブックス)

崖の国物語〈4〉ゴウママネキの呪い (ポプラ・ウイング・ブックス)

ポール スチュワート

4
2人が登録
2件のレビュー

この本について

若き空賊クウィントは、父の盟友・最高位学者リニウスのもとで、徒弟生活を送るはめになる。だが、リニウスの娘マリウスは鼻持ちならないし、派閥抗争に明け暮れる学者の世界にはむしずが走る。頼みのリニウスは夜な夜なクウィントをたたき起こし、怪しげな任務を命じる。巻物がたわわと吊るされた大図書館、錆びついた低空降下機、不気味な息づかいにうごめく地底トンネル―。リニウスがひた隠しにする「大いなる仕事」とは?「石の巣」に出没する深紅色の光の正体とは?ときは前三作の主人公トウィッグの父母の青春時代。神聖都市の歴史と浮遊石内部の謎が明らかにされる、崖の国物語、待望の第四部。

みんなの評価

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レビュー

schazzie
schazzie
2015年11月読了
再読。崖の国物語(1)~(3)までの原因や発端となる事柄を扱った、いわば謎解きの巻。神聖都市の立つ浮遊石を舞台に、トウィッグの父・雲のオオカミの少年時代のクウィントと、母になるマリスの出会いから、ゴウママネキの出現と、それを解き放ってしまうまでがスリル満点に語られる。主人公がどうこうではなく、謎解きにもなるそれぞれのエピソードや、浮遊石そのものの構造の秘密が明かされるのが面白い。ちなみにクウィントの父、トウィッグの祖父も空賊で、風のジャッカルという。
miyan
miyan
2015年12月読了
時系列が戻ります。
今度の主人公はトゥイッグの父親であるクウィントが
主人公となります。

ここで2~3巻目の事柄がつながってきます。
どうして父親がサンタフラクスにいることとなったのか、
そして…おや?どこかで見たことのある名前が
出てきますね。

あの性悪な怪物である
ゴウママネキがどうしてトゥイッグに付きまとってくるかは
この巻を読めばわかってくることでしょう。
でも、これって遠まわしに大人への警告となります。
そう、サンタフラクスである人物が行ったことは
今の時代でも「絶対に」、絶対に行ってはいけません。
それを破ったがゆえにこの悪魔が出てきたのです。

続きが気になるところですが
どうやら、次は時系列が違うみたい。
(それ以前に、外伝があるので)

この本を読んでいる人(2人)

読書ステータス

読了 2人

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