
この本について
2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した!流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取されつづけてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには...ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇。
みんなの評価
4.3
5
4
3
2
1
レビュー
「“独立してること”とは“愛”のようなもので、人が何でも意味したいとおりのものを意味している。それは辞書の中で“素面”と“泥酔”のあいだにある言葉なのだ」
ハインラインの本の中でもアメリカで大人気だって?やっぱり、独立ってのは彼らにとって最高のモノなんだね。私は宇宙の戦士とかのがドラマチックだと感じた。ただ、最後の通信が遮断された射出機でのドラマ展開は最大の見せ場ですごくよかった。
マイクが話さなくなったのは管理社会からの独立を意味してたりするんだろう。地球からだけでなく、自由を手に入れるのが独立ってことだ。安全で管理された社会から、不完全で不安定だけど自由な荒波のこぎ出すような社会へ。これが一つの「無料の昼飯などというものはない(There ain't no such thing as a free lunch)」。大きな意味で展開されTANSTAAFLって訳だ。
ハインラインの本の中でもアメリカで大人気だって?やっぱり、独立ってのは彼らにとって最高のモノなんだね。私は宇宙の戦士とかのがドラマチックだと感じた。ただ、最後の通信が遮断された射出機でのドラマ展開は最大の見せ場ですごくよかった。
マイクが話さなくなったのは管理社会からの独立を意味してたりするんだろう。地球からだけでなく、自由を手に入れるのが独立ってことだ。安全で管理された社会から、不完全で不安定だけど自由な荒波のこぎ出すような社会へ。これが一つの「無料の昼飯などというものはない(There ain't no such thing as a free lunch)」。大きな意味で展開されTANSTAAFLって訳だ。
読書ステータス
読了
7人