地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)
この本の所有者
読書履歴
AIが見つけた似た本
「地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
クラインの壺 (講談社文庫)
岡嶋 二人
200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーと...
川の深さは (講談社文庫)
福井 晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失...
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の手記&書簡集。
でも戦争の悲惨さを伝えようとか、平和を訴えようとか、そういう内容ではなく、ただただ「戦火の中のアンコールワットを撮る!」という目標に向かって突進していったカメラマンの物語、という感じでした。
もうひたすら熱かった!
ベトナム&カンボジア戦争の過酷な現場でただひたすらカメラをかまえ続ける日々。読んでいるだけでも凄まじい状況と血の匂いが伝わってきたのだけれど、文体が軽やかで熱くて前向きだからか、冒険活劇を読んでいるような錯覚を味わいました。
カンボジアの人たちとの交流や、物理の先生との友情、先生の結婚の話もすっごく良かった~!
希望や熱い思いの塊は、いろんなものを軽々とはねのけていくパワーがあるんだなって感じました。未熟と言われても、無謀と言われても、ここまで突進していけたらどんなに幸せだろうな。
でも結局夢はかなわないまま、彼は誰も知らないところで亡くなってしまって・・・。
刹那、って言葉が浮かびました。
ぽっかりむなしい気持ちと、熱のかたまりが心に残った本でした。