
高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)
この本の所有者
書籍情報
- 著者:
- フィリップ K.ディック
- ページ数:
-
399ページ
- 参照数:
- 203回
- 登録日:
- 2010/04/27
- 更新日:
- 2010/08/25
- 所有者:
-
机龍之介さん
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📝 レビュー (机龍之介さんのレビュー)
胡蝶の夢みたいな話。嘘の世界で空想された嘘の世界が真実で、真実は易経に示されるのみ。偽物が横行し、いつか市場が崩壊することを理解しているのに誰も変えようとしない世界、ナチの核攻撃を防ぐために権力争いでナチの暗部にあたるゲシュタポに協力しないとならない世界。
現実世界も実際はこのような曖昧なものだし、正義もなければ、真実もないんだから、実際は大差は無いね。だからこの小説はフィクションと言うより社会風刺のノンフィクションでもいいんじゃない?これもまた嘘っぱちな意見なんだけど。
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