📝 レビュー (yumoさんのレビュー)
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難しい少年法。加害者は守られるのに被害者はただ忘れ去られるのは…もし自分だったらと思ったら怖い。いくつまでが守られるべき子供なのか。
父親の辛さが鮮明に書かれていて、辛い所もあったが、結末は想像どうりだった気がする。
被害者の気持ちがよくわかる。警察も人間やな。
初めて読んだ東野圭吾。
今の社会の様子を鋭く描いたサスペンス。読みながらゾクゾクしたのは久しぶり。あらゆる立場の視点からとらえられており、当事者と第三者の感覚の違いがありありと浮かび上がってくる。
東野圭吾の中で特に好き。
読み終えてしばらく暗い気持ちに‥。
未成年の犯罪、日本の法律に守られる子供たち、そして殺された娘の父親は‥。自ら犯人に罰を与える為警察と敵対し、動き出す、せつない復讐劇。
つい同情してしまい、悪とは分かっていても父親を応援してしまう。正義とは何なのだろうか‥。涙なしでは読めません。
大事な人が殺されたら、私も復讐してしまうのではないのかな‥。
まるで玩具のように蹂躙され、弄ばれ、こき使われて死んでいった娘の復讐を果たそうと長峰は未成年の犯人を追う。その様子が警察視点でも語られるが、その部分に人間味が溢れていてなんとももどかしい気持ちになった。警察も人間であり、復讐を果たせないまま長峰を逮捕していいものか逡巡している様子であった。本書のテーマとは、正義の刃とは何か、それは法律なのか道徳心なのか。法律は誰のために存在しているのか、加害者のためか被害者のためか。また少年法の有意性とは。そういった重苦しい、誰もがこれまで避けて通ろうとした現実をテーマとしている。この問いに対する答えはなく、正義の刃の矛先はどこに向けられているのかわからないままである。まさに「さまよう刃」である。
相変わらずこの作者は読み易い。気付けば頁を捲っていて、ついつい続きを知りたくなってしまう。その傾向は本書にも健在であった。しかし、些か話を長引かせようとしている気が窺えたのが残念である。テーマを考えると当然のことかなと迷ってしまうが。
とにかく、子供に対する親の愛情が本書には溢れていた。それは時には曲がっており、子供の擁護でしかないこともある。いくら離れていても、暴力を振るわれようとも親は自分の子供が悪人だとは信じられない。その結果、歪んだ愛情により真実が隠されようとする。しかし、この醜い姿こそ子供に対するありのままの愛情なのだと思った。
自分にも娘がいるので複雑な気持ちもありましたが真剣に読み終えました。未成年への刑罰について考えさせられる話でもありました。文庫P474の6行目からの文、忘れられないです。
少女がレイプされ挙句には殺害された。父親は、娘の仇を討つため、犯人達の殺害を企てる。最後、主犯格を猟銃で撃とうとしたが、一人の女性に邪魔され、父親は警察に撃たれ死亡した。
更生の望めない少年犯達には社会復帰なんかさせない方が良いと思わせるような内容。
最後が惜しい!少年犯罪
最初は内容が重すぎて読み始めるのが苦痛に感じたけど、その事件よりも、その後のカイジ、長峰、警察、誠とかの行動というか、お互いの絡み合いが面白くてついつい読み進められた。 更正を謳う、加害者の少年を保護する少年法は果たして本当に意味があるのか、考えさせられる話だった。
娘を少年2人に蹂躙され、その結果娘を亡くした父の復讐の話。
蹂躙された映像を偶然見て、衝動で1人を殺し、逃げたもう1人を追いかける中で、警察関係者や、未成年の仲間、逃亡先のペンションの従業員、過去に蹂躙され娘を自殺でなくした家族、あらゆる人が関わりあって、それぞれの視点で話が展開されていく。
一方では被害者の父、しかしもう一方では殺人事件の実行犯。その二面性を持つ父親。
未成年の逃亡者も、一方では強姦および殺人の容疑者であり、もう一方では復讐の対象とされていることから保護の対象。
少年法は犯罪を犯した少年を更生されるものである一方で、それを傘にきて過ちを犯し、省みない愚かなものも同時に保護してしまう法律。
犯罪を犯した少年を未成年だから、と片付けた際に、その被害者の家族の悲しみは誰が救うのか?
誰も答えを出せない、正論だけでは語れない点について、切り込みを入れた作品。