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正義の教室

正義の教室

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1,823回参照
2020年3月2日に更新

書籍情報

ページ数:
352ページ
参照数:
1,823回
更新日:
2020/03/02

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📝 レビュー (こいめさんのレビュー)

レビュー:
功利主義、自由主義、直観主義、構造主義

人として生きている限り、「善い」という概念が存在する。「正義とは何か」という問いを避けることはできない。
正義に答えはない。答えを出す必要はないし、自分の「正義」を他人に押しつけたり、「正義」を定義化してしまうと、それは「正義」ではなくなる。

パノプティコンシステム
→現代の社会。相互監視社会。「誰かに見られている」という恐れから「より善く生きよう」とする。
→私はそれで問題ないと感じる。互いに互いを抑制できるのなら。でもこれが「人」でなく「システム」だったら?
→「人の目=社会の目」つまり「善い」の概念が自分たちの生きる社会システムの価値観から作られている
→社会の価値観が変わって自分たちが変わるのか、自分が新たな価値観を叫んで変えていくか。どちらが先か。
→身近にも思い当たることがいくつもある。組織の在り方が時代に合わせて変わりつつあって、求められる「人材像」が変わっていっている。今まで評価されてた人が評価されなくなったり、今まで異端とされてた人が先進的な人と捉えられるようになったり。
それは組織の中での「善い」が変わっていってるから。(コップの形が変わってきている)じゃあその「善い」は何を根拠に生まれたもの?
その組織の中で生きてる人の「不満」「何か違う」という感覚が広がった時に生まれる?問題意識、課題意識からくるものか?
→SDGsの取り組みも、社会的な認識がされるようになって、職場でも取り組まれるようになってきた。
→コップの形を変えるのは、権力のある人の発言なのでは?(自分たちの組織だけかもしれないけど)その権力者に知恵を授ける人がいる。社会を変えるには、その「知恵を授ける人」になることが必要??
→新たな価値観を決める基準は?やはり自分の中にある「善い」がベースになるのでは?
→本の結論は、「他人が見ていようと見てまいと、自分が善いと思う行いをすること」

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