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仮想儀礼〈下〉

仮想儀礼〈下〉

篠田 節子

この本の所有者

2人が登録
165回参照
2009年8月16日に更新

書籍情報

ページ数:
445ページ
参照数:
165回
更新日:
2009/08/16

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📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
なんかもう・・・もう・・・
ずっと「やめてくれぇ・・・もうやめてくれぇ・・・」って冷や汗かきながら読んでいました。
人間の業というのか、脆さというのか。
ほんとに怖かった。

金儲けの目的で、にせ新興宗教を立ち上げ、人を騙していく主人公。
上巻は何もかも順調にいきすぎて、「ほんとにこんなにチョロいものなのかなぁ?」と半信半疑で読み進めていったのだけれど、この「チョロい」という感覚が最大の罠だったなんて・・・。
人の心というものがもっと強くできていれば、きっと宗教や信仰がここまで世界に影響を与えるものにはならなかったのかもしれないな。
信仰が金を生む。信仰が、人を人でなくさせる。
底なし沼のような小説でした。こわい。。。

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