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仮想儀礼〈下〉

仮想儀礼〈下〉

篠田 節子

4.5
2人が登録
2件のレビュー

この本について

スキャンダルの末、教団は財産を失う。しかし、残った信者たちの抱える心の傷は、ビジネスの範疇をはるかに超えていた。家族から無視され続けた主婦、ホテルで飼われていた少女、実の父と兄から性的虐待を受ける女性...居場所を失った者たちが集う教団は、次第に狂気に蝕まれてゆく。「カルト」の烙印を押された聖泉真法会。さまよえる現代の方舟はどこへ向かうのか―真の救済の在り処を問う、著者の新たなる代表作。

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レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2009年8月読了
なんかもう・・・もう・・・
ずっと「やめてくれぇ・・・もうやめてくれぇ・・・」って冷や汗かきながら読んでいました。
人間の業というのか、脆さというのか。
ほんとに怖かった。

金儲けの目的で、にせ新興宗教を立ち上げ、人を騙していく主人公。
上巻は何もかも順調にいきすぎて、「ほんとにこんなにチョロいものなのかなぁ?」と半信半疑で読み進めていったのだけれど、この「チョロい」という感覚が最大の罠だったなんて・・・。
人の心というものがもっと強くできていれば、きっと宗教や信仰がここまで世界に影響を与えるものにはならなかったのかもしれないな。
信仰が金を生む。信仰が、人を人でなくさせる。
底なし沼のような小説でした。こわい。。。
くーさん
くーさん
2012年10月読了
上巻もすごいなと思ったけど、下巻も400ページ以上あるのに読者を飽きさせる事もなく、読破させる文章って凄い!宗教は怖い!話が段々終盤に差し掛かってきて、皆で死んで丸く治めるじゃなくて良かった。

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