メニュー
ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)

ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)

ヴィカス スワラップ

この本の所有者

6人が登録
78回参照
2009年5月6日に更新

書籍情報

ページ数:
456ページ
参照数:
78回
更新日:
2009/05/06

この本を共有する

📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
映画『スラムドッグ$ミリオネア』を見て、いてもたってもいられず手にした原作本です。
学もお金もないスラム育ちの青年が、あれよあれよとクイズに正解していく。問題にひとつ答えるたびに、彼が辿ってきた壮絶な人生が明らかになってゆく。
もう…。主人公の青年の過酷でたくましい人生に胸が潰されそうで、人間や社会の暗部を見せつけられて重い気分になったけれど、そんな世界をたくましく、時に図太く生き抜いていく主人公の姿に胸のすく思いでした。
つらい苦しい思い出が、図らずもクイズ番組で自分を助ける答えになるという人生の不思議さにもため息。
そして最後に残るのは希望なんだよね。。。ちょっと泣きました。
クイズ×人生。
ほんっとすごい小説だな、と小説そのものの構成にもうならされました。
インドのいろんな意味でのスケールのデカさにも圧倒。
日本じゃこんな作品は味わえないな。たぶん。
小説にも映画にも、魂ゆさぶられまくりました!

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン