
鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
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書籍情報
- 著者:
- 上橋 菜穂子
- ページ数:
-
568ページ
- 参照数:
- 254回
- 登録日:
- 2015/06/05
- 更新日:
- 2015/06/05
- 所有者:
-
ryokuenimaiさん
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読書履歴
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とにかく漢字の読みが面倒。異世界物だが、古代の日本か中国あたりのイメージ。異世界物で言葉や名称なども作っているにも関わらず、例えば「パム(パン)」などと書いているのがファンタジーとしてはいただけない。特に異世界なら、現実の世界の記述はするべきではないと思う。読者を完全にその世界に入り込ませる上で言葉の説明は物語の中で想像させるべき。このあたりを安易に書いてしまうので日本のファンタジーはつまらない。それと余計な記述が多すぎる。その割にキャラクターの印象が薄い。内容についての感想は下巻で述べる。




とにかく、飛鹿が素敵!!幼子ユナちゃが可愛い!。医学、文化人類学的知見?を盛り込んだストーリーも興味深く、登場人物も魅力的。最後にそれぞれ思いや立場を異にする登場人物達の思いを載せてクライマックスへ!!・・のはずが、読者の想像に委ねてそこで終了。えっっっ???そこまで盛り上げておいて???好みの問題もあろうが、エンタメ系は、それ相応に伏線を回収し収束させないと、結末がないと個人的には気持ちが悪い。
上橋菜穂子は他の本(守り人、獣の奏者)の方が評判がよいようであるが、ファンタジー色(子ども色)が強すぎるのはあまり得意ではないので、どうするか・・。

世界情勢と言うか、物語世界の国と国との関係が、かなり入り組んでいる。オタワル、アカファ、ツォルは支配されるものと支配するものだが、それぞれの立場が面白い。それらの国を中心に周辺の民族や国が絡んで、複雑な様相を呈している。主人公格のヴァンとホッサルの運命がこれからどの様に絡んでくるのかが楽しみだ。