鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
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人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)
田中 ロミオ
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人...
ドキュメント 屠場 (岩波新書)
鎌田 慧
屠場―。そこは鍛え上げられた職人芸が、商品としての食肉の味と価値を左右する世界だ。日本人の肉食の歴史とともに歩んできた労働現場の実像と、いわれなき職業差別と身分差別にさらされながら、合理化の波に抗して...
「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)
斎藤 孝
今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。「できる人」はどのように“技”を磨き、上達の秘訣を掴...
とにかく漢字の読みが面倒。異世界物だが、古代の日本か中国あたりのイメージ。異世界物で言葉や名称なども作っているにも関わらず、例えば「パム(パン)」などと書いているのがファンタジーとしてはいただけない。特に異世界なら、現実の世界の記述はするべきではないと思う。読者を完全にその世界に入り込ませる上で言葉の説明は物語の中で想像させるべき。このあたりを安易に書いてしまうので日本のファンタジーはつまらない。それと余計な記述が多すぎる。その割にキャラクターの印象が薄い。内容についての感想は下巻で述べる。
とにかく、飛鹿が素敵!!幼子ユナちゃが可愛い!。医学、文化人類学的知見?を盛り込んだストーリーも興味深く、登場人物も魅力的。最後にそれぞれ思いや立場を異にする登場人物達の思いを載せてクライマックスへ!!・・のはずが、読者の想像に委ねてそこで終了。えっっっ???そこまで盛り上げておいて???好みの問題もあろうが、エンタメ系は、それ相応に伏線を回収し収束させないと、結末がないと個人的には気持ちが悪い。
上橋菜穂子は他の本(守り人、獣の奏者)の方が評判がよいようであるが、ファンタジー色(子ども色)が強すぎるのはあまり得意ではないので、どうするか・・。
世界情勢と言うか、物語世界の国と国との関係が、かなり入り組んでいる。オタワル、アカファ、ツォルは支配されるものと支配するものだが、それぞれの立場が面白い。それらの国を中心に周辺の民族や国が絡んで、複雑な様相を呈している。主人公格のヴァンとホッサルの運命がこれからどの様に絡んでくるのかが楽しみだ。