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悼む人〈下〉 (文春文庫)

悼む人〈下〉 (文春文庫)

天童 荒太

この本の所有者

(3.8)
23人が登録
85回参照
2015年2月15日に更新

書籍情報

ページ数:
311ページ
参照数:
85回
登録日:
2015/02/14
更新日:
2015/02/15
所有者:
tamiki tamikiさん

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内容紹介

「この方は生前、誰を愛し、誰に愛されたでしょうか?どんなことで感謝されたことがあったでしょうか?」。静人の問いかけは彼を巡る人々を変えていく。家族との確執、死別の葛藤、自らを縛りつける“亡霊”との対決、思いがけぬ愛。そして死の枕辺で、新たな命が...。静かな感動が心に満ちるラスト。
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読書履歴

2015/02/15 311ページ

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とにかくテーマは重いが、著者の思惑通りに色々と考えさせるだけの余韻を十分に残してくれた作品だった。

そのテーマ性以外の部分でも、3人の語り手の物語が良く練り込まれている。3者の展開と視点とがテーマとがうまい具合で絡み合っている事で、読者へも作者の意図が伝わるよう作られている点は素晴らしいかと。。。
何よりも生と死が交差するラストシーンには驚嘆!ここまでの結末に持ってくる構成力は見事としか言いようがない。
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