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檻の外 (Holly NOVELS)

檻の外 (Holly NOVELS)

木原 音瀬

この本の所有者

1人が登録
94回参照
2014年9月19日に更新

書籍情報

ページ数:
253ページ
参照数:
94回
更新日:
2014/09/19

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📊 読書進捗 (とくこさんの記録)

2014/09/19 253ページまで
2014/09/18 173ページまで

怖い人だなんてとんでもない、おじさんはよく笑った。

2014/09/17 17ページまで

『あんたに家族がいたって、近くにいるぐらいいいだろ』 口調は、淡々としていた。 『同じ雨の降っている場所にいるんだって思うぐらいいいだろ。顔が見たいって思う時に、歩いていける場所にいたっていいだろ』 傍に、ただ傍にいたいと訴える男に、胸を揺さぶられる。けれど近くにいることが、喜多川本人にとって、自分にとっていいことなのかどうかわからなかった。

📝 レビュー (とくこさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
あとがきにも書かれていたように、喜多川の一生を綴った物語だった。

本編で喜多川が感じて、体験したことが着実に彼の中に蓄積して、成長していく描写が繊細。
最後の展開では、決して特別な言葉じゃないのに、涙が出る。

堂野に名前を呼ばれてから喜多川は生まれて、二冊の間の一生を見届けた。

「雨の日」のような穏やかな2人をもっと見ていたかった。

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