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檻の外 (Holly NOVELS)

檻の外 (Holly NOVELS)

木原 音瀬

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1件のレビュー

この本について

別れから六年経ったある日、堂野崇文は、自宅近くの公園で喜多川圭に再会した。喜多川は「ずっと捜していた。一緒に暮らしたい」と告白する。六年前とまったく変わらぬ一途な想いに堂野の心は乱れ、連絡先を教えてしまう。が、すでに堂野には妻も子供もいて...。『箱の中』待望の続編!せつない二人の物語『雨の日』や『なつやすみ』など、大量書き下ろしを収録。

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レビュー

とくこ
とくこ
2014年9月読了
あとがきにも書かれていたように、喜多川の一生を綴った物語だった。

本編で喜多川が感じて、体験したことが着実に彼の中に蓄積して、成長していく描写が繊細。
最後の展開では、決して特別な言葉じゃないのに、涙が出る。

堂野に名前を呼ばれてから喜多川は生まれて、二冊の間の一生を見届けた。

「雨の日」のような穏やかな2人をもっと見ていたかった。

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