
日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)
この本の所有者
5人が登録
123回参照
2014年9月6日に更新
内容紹介
京都が日本の都となったのはなぜか。頼朝が狭く小さな鎌倉に幕府を開いたのはなぜか。関ヶ原勝利後、家康がすぐに江戸に帰ったのはなぜか。日本全国の「地形」を熟知する著者が、歴史の専門家にはない独自の視点で日本史の様々な謎を解き明かす。歴史に対する固定観念がひっくり返る知的興奮と、ミステリーの謎解きのような快感を同時に味わえる1冊。

📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
建設省でダム・河川事業を担当してきた著者が、地形から歴史を解いていく本。難攻不落の石山本願寺の制圧に信長が苦労したのは上町台地の地形、つまり周囲が湿地帯であることに要因があった。その地理的条件を選んで秀吉は大阪城を建設した。地形上、日比谷側の二重橋や大手門が江戸城の正門であるはずがない。安全な甲州街道と江戸城を結ぶ門が半蔵門であった。主に著者の推論からなるので賛否両論あるが、歴史学者でもなく分野が全く違う著者が地理的に歴史を語るのがとても新鮮でおもしろかった。
読書履歴
2014/09/06
379ページ
AIが見つけた似た本
「日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
川の深さは (講談社文庫)
福井 晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
17人
3.7