週刊朝日 2014年 4/18号 [雑誌]
この本の所有者
1人が登録
10,140回参照
2014年4月26日に更新
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
レビュー:
先日亡くなった安西水丸追悼の「最後の村上朝日堂」が掲載されていたので、購入。改めて、村上春樹と安西水丸の相性が抜群だったことを思い知らされる。安西水丸の絵は、村上春樹のどこかにある少年っぽさの中のベタベタした女っぽさを薄めてくれるんですよね。7月刊行予定の村上春樹著「セロニアスモンクのいた風景」の挿絵も手がけるはずだったとか。最後はこう結ばれる。「水丸さんの描いたセロニアスモンクの絵をみることがなく終わっていしまったのは、悲しく、また心残りだ。その絵の中でモンクはあるいはハイライトを吸っていたかもしれない。その絵を失ったことを、僕は心から残念に思う。人の死はあるときには、描かれたはずの1枚の絵を永久に失ってしまうことなのだ」。
読書履歴
2014/04/26
0ページ
AIが見つけた似た本
「週刊朝日 2014年 4/18号 [雑誌]」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を4冊見つけました
zooko012
Lv.229
先日亡くなった安西水丸追悼の「最後の村上朝日堂」が掲載されていたので、購入。改めて、村上春樹と安西水丸の相性が抜群だったことを思い知らされる。安西水丸の絵は、村上春樹のどこかにある少年っぽさの中のベタベタした女っぽさを薄めてくれるんですよね。7月刊行予定の村上春樹著「セロニアスモンクのいた風景」の挿絵も手がけるはずだったとか。最後はこう結ばれる。「水丸さんの描いたセロニアスモンクの絵をみることがなく終わっていしまったのは、悲しく、また心残りだ。その絵の中でモンクはあるいはハイライトを吸っていたかもしれない。その絵を失ったことを、僕は心から残念に思う。人の死はあるときには、描かれたはずの1枚の絵を永久に失ってしまうことなのだ」。