リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)
この本の所有者
AIが見つけた似た本
「リバーサイド・チルドレン (ミステリ・フロンティア)」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました
叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
梓崎 優
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇...ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第五...
折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
米澤 穂信
ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミー...
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)
三津田 信三
戦前、戦中、戦後にわたる三軒の遊郭で起きた、三人の花魁が絡む不可解な連続身投げ事件。誰もいないはずの三階から聞こえる足音、窓から逆さまに部屋をのぞき込む何か...。大人気の刀城言耶シリーズ最新書き下ろ...
リカーシブル
米澤 穂信
父が失踪し、母の故郷に引越してきた姉ハルカと弟サトル。弟は急に予知能力を発揮し始め、姉は「タマナヒメ」なる伝説上の女が、この町に実在することを知る―。血の繋がらない姉と弟が、ほろ苦い家族の過去を乗り越...
放課後はミステリーとともに
東川 篤哉
私立鯉ケ窪学園高等部副部長・霧ケ峰涼の周辺にはなぜか事件が多発する。校舎から消えた泥棒、クラスメ-トと毒入り珈琲一族との関わり、校外学習のUFO騒動―はたして解決できるのか...。
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)
伊坂 幸太郎
星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持...
素晴らしかった。舞台であるカンボジアの世界にのめり込んで一気に読み終えた。感傷的になってしまうほど残酷な世界観と、その中で展開される論理。連続殺人事件がメインではないと感じるがそれでもロジックの質は高い。半地下での推理なんて納得してしまった。
現実がどれほどのものかは分からないけど、それでもこの小説はカンボジアという国、あるいは全世界におけるストリートチルドレンの現状を強く訴えてくる。物語として、フィクションとして描かれている中に現実の数字が入る瞬間はとても残酷だ。一日ゴミを拾って稼いだ金がいくらになるのか、ナクリーはいくらで売春宿に売られたのか。そこに登場する数字は生々しくて、それでも確かに存在するものなのだろう。
色に関する描写が強く印象に残っている。ヴェニィのシャツの色、ナクリーの傘、それぞれがアイデンティティを示しているし物語が文字通りそれらによって彩られている。
扱っている題材が題材なのでいろんな感想が書けるが、純粋に物語として面白かったの。面白かった、って言い方は適当ではないかもしれないが。