内容紹介

📝 レビュー (ふみふみさんのレビュー)
少なくとも、多くの人が、最後はやっぱり正義が勝つという希望を持てた一冊だったのではないだろか。
自分にはできないが、自分の会社にもこんな人がいたら、と、夢を持てたはずだ。
読書履歴
既読の『不祥事』ではヒロインが活躍する物語だったけど、同じ銀行モノでも今回はバブル期に入行したサラリーマンの半沢が上司たちを相手に立ち回る痛快企業小説!銀行でなくとも、日本の企業人としてここまで放言しちゃっていいのかと思えるような非現実的さはあるものの、やっぱり小説なんだからこれくらいの爽快さがあってくれても良いのではないでしょうか!
ただ、非現実的と言っても、銀行の内部事情や事件の背景等はリアリティがあって説得力は十分。だからといって小難しい構図が描かれている訳でもなく至ってシンプルな勧善懲悪な物語。半沢にしたって、家に帰れば銀行組織(会社)の事を理解せずに自分本位な正論をぶつけてくる妻の価値観との相違に悩まされる普通のサラリーマンを反映させたキャラクター。更には、銀行という組織の中で夢と現実に折り合いをつけつつ自分なりの人生を考えていく姿勢もしっかりと描くなど、とにかく設定やストーリー構成における絶妙なバランスが素晴らしい!
一介のサラリーマンがここまで上司や組織に楯突くことなんて、、、いやぁ~ムリムリ。。とか思いながらも、しっかりとした世界観とテンポ良い展開に引き込まれて最後はスッキリ爽快!とにかくそんな作品でした。
…だけど、押木の存在は何の伏線だっんだろうか??
それだけが消化不良だったかと。。。

この本読むと、銀行不振に陥るねえ。もともと不信感あるけど。






テレビを観て面白かったので原作本に入りました。原作も最高でしたが、テレビ脚本も原作を崩さず、さらに面白味を増して作ってくれてる事に感謝です。配役もすべてハマりですね!

後味悪い。これ、本当に面白いのか???話題ということで読んでみたが、主人公の性格悪いし、類型的な勧善懲悪ものだし、経済ものとしてのひねりも超単純だし・・・。同著者の「下町ロケット」とでは、出来に雲泥の差あり。



銀行の話でリアリティあって、あるあると思いながら読めるのがいい。ドラマの方がエンタメ的には面白いかな。


痛快。本当にこんなことがあるのか、現実にこんなことができるものなのか、思わなくもないが、
少なくとも、多くの人が、最後はやっぱり正義が勝つという希望を持てた一冊だったのではないだろか。
自分にはできないが、自分の会社にもこんな人がいたら、と、夢を持てたはずだ。


さすが!やはり面白い。クライマックスにいくにつれて気持ちが盛り上がる。諦めない精神は見習いたくなる。


これより先に2作目、3作目を先に読んでしまいました。
これを読んで2作目があーなっているのねと納得。相変わらず息をつかせぬ展開です。4作目にも手を出してみようかな。





















































































