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竜が最後に帰る場所 (講談社文庫)

竜が最後に帰る場所 (講談社文庫)

この本の所有者

(3.0)
3人が登録
397回参照
2015年4月28日に更新

書籍情報

ページ数:
320ページ
参照数:
397回
登録日:
2013/09/28
更新日:
2015/04/28

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📝 レビュー (とくこさんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
もっとファンタジー色が強いと思っていたら、とても現実に根付いた、地に足のついた短編集だった。
それはきっと、描こうとする根底にあるのがありのままの世界の姿だからなのかなと。なんとなく、著者は理性的で世界を俯瞰で見ているように感じた。

それから驚いたのが引き出しの多さ。
どれも違った角度からの話で、1つ1つの短編を今度はどこからくるのかと楽しめた。
重い話の時でも決して尾を引く読後感にならないのは持ち味なのか。

特に印象に残っているのは迷走のオルネラと鸚鵡幻想曲。
夜行の冬もすき。

読書履歴

2015/04/28 320ページ
2015/04/27 288ページ 空には数億の星が鏤められ、冷たく淡い光を放っている。白い竜の死骸は、声なき声で、もう行け、と語る。生物とはそういうものなのだから、哀れむことも悲しむこともあるまい。まだお前は生きている、もう行け。どこに行くべきか、よくわかった。
2015/04/26 258ページ なにしろ生まれた瞬間から今に至るまで、ただの一度も本当の意味で安心したことなどなかったのだ。
2015/04/12 170ページ 残響音が作る世界の深みに何かが息を潜めているような気がする。
2015/04/12 169ページ 電子ピアノはそれなりにいい音がする。倍音ペダルもあるし、鍵盤も安物のキーボードほど軽くはない。特に何が弾けるというわけではないが、コードを押さえたり、頭の中に思いついたメロディを探したりしながら無為なときを過ごしていると心が安らかになる。音楽の世界は深い。

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とくこ Lv.30

もっとファンタジー色が強いと思っていたら、とても現実に根付いた、地に足のついた短編集だった。
それはきっと、描こうとする根底にあるのがありのままの世界の姿だからなのかなと。なんとなく、著者は理性的で世界を俯瞰で見ているように感じた。

それから驚いたのが引き出しの多さ。
どれも違った角度からの話で、1つ1つの短編を今度はどこからくるのかと楽しめた。
重い話の時でも決して尾を引く読後感にならないのは持ち味なのか。

特に印象に残っているのは迷走のオルネラと鸚鵡幻想曲。
夜行の冬もすき。

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