📝 レビュー (とくこさんのレビュー)
それはきっと、描こうとする根底にあるのがありのままの世界の姿だからなのかなと。なんとなく、著者は理性的で世界を俯瞰で見ているように感じた。
それから驚いたのが引き出しの多さ。
どれも違った角度からの話で、1つ1つの短編を今度はどこからくるのかと楽しめた。
重い話の時でも決して尾を引く読後感にならないのは持ち味なのか。
特に印象に残っているのは迷走のオルネラと鸚鵡幻想曲。
夜行の冬もすき。
読書履歴
AIが見つけた似た本
「竜が最後に帰る場所 (講談社文庫)」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)
恒川 光太郎
雷の季節に起こることは、誰にもわかりはしない―。地図にも載っていない隠れ里「穏」で暮らす少年・賢也には、ある秘密があった―。異界の渡り鳥、外界との境界を守る闇番、不死身の怪物・トバムネキなどが跋扈する...
竜馬がゆく〈6〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
幕府を倒すには薩摩と長州が力を合せれば可能であろう。しかし互いに憎悪しあっているこの両藩が手を組むとは誰も考えなかった。奇蹟を、一人の浪人が現出した。竜馬の決死の奔走によって、慶応二年一月、幕府の厳重...
残り全部バケーション (集英社文庫)
伊坂 幸太郎
当たり屋、強請りはお手のもの。あくどい仕事で生計を立てる岡田と溝口。ある日、岡田が先輩の溝口に足を洗いたいと打ち明けたところ、条件として“適当な携帯番号の相手と友達になること”を提示される。デタラメな...
羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫)
村上 春樹
美しい耳の彼女と共に、星形の斑紋を背中に持っているという一頭の羊と“鼠”の行方を追って、北海道奥地の牧場にたどりついた僕を、恐ろしい事実が待ち受けていた。一九八二年秋、僕たちの旅は終わる。すべてを失っ...
もっとファンタジー色が強いと思っていたら、とても現実に根付いた、地に足のついた短編集だった。
それはきっと、描こうとする根底にあるのがありのままの世界の姿だからなのかなと。なんとなく、著者は理性的で世界を俯瞰で見ているように感じた。
それから驚いたのが引き出しの多さ。
どれも違った角度からの話で、1つ1つの短編を今度はどこからくるのかと楽しめた。
重い話の時でも決して尾を引く読後感にならないのは持ち味なのか。
特に印象に残っているのは迷走のオルネラと鸚鵡幻想曲。
夜行の冬もすき。