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恋愛と贅沢と資本主義 (講談社学術文庫)

恋愛と贅沢と資本主義 (講談社学術文庫)

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4人が登録
47回参照
2013年3月28日に更新

書籍情報

ページ数:
368ページ
参照数:
47回
登録日:
2013/03/28
更新日:
2013/03/28
所有者:
fumise fumiseさん

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善悪の価値判断はおいておけば、奢侈需要なる壮大な無駄やそれを可能にする富の蓄積、偏在が資本主義経済を産み落としたという点を考えれば、現在のように、無駄遣いへの嫌悪、格差拡大への反発といった現象が大きくなることと、経済停滞や閉塞感、将来への不安感とは、表裏一体であると思える。

誤解を恐れずに言えば、我々の仕事や食い扶持のほとんどは、生活必需品ではない「無駄」に依存している。すべての無駄を否定すれば、それは自分の仕事の否定へ帰ってくるのではないだろうか。

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