
内容紹介
屋敷の中央をつらぬく螺旋階段。その底は牢獄のように暗く、厳重に旋錠され、陰惨な過去を封じ込めてあるのだという。その家に嫁いできた彼女の目的、それは「螺旋の底」をあばくこと。また、いっぽうの夫も彼女を迎え入れたのには「ある理由」があった―。

📝 レビュー (よーぐるとさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
やられた。どんでん返しがどーのとか帯に書いてあったしそのつもりで読んでいたけど、やられた。これはすごく面白い。一冊を通して雰囲気がしっかりしているしとても構成が上手い。魅せ方がうまかったと感じる。二重螺旋構造のように二人の視点が収束していく過程を見るんだなーなどと思い読んでいたが、収束の仕方は意外。伏線も申し分ないのでは。
読書履歴
2013/03/28
287ページ
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