メニュー
窓 (講談社文庫)

窓 (講談社文庫)

この本の所有者

(4.0)
2人が登録
38回参照
2013年3月22日に更新

書籍情報

ページ数:
320ページ
参照数:
38回
登録日:
2013/03/22
更新日:
2013/03/22

この本を共有する

内容紹介

私は、どこへ行けばいいんだろう。高校三年生の麻里子は、進学や友人関係など変わりゆく周囲にとまどう。そんな彼女のまわりで起きた毒入りジュース事件。事件に関わる少年が自分と同じ聴覚障害を持つと知り麻里子は...。思春期の少女の微妙な心模様と家族の愛情を描いた、『鍵』に続く傑作青春ミステリー。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「窓 (講談社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました

76.5%
川の深さは (講談社文庫)

川の深さは (講談社文庫)

福井 晴敏

「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...

17人 3.7
76.2%
6ステイン (講談社文庫 ふ 59-9)

6ステイン (講談社文庫 ふ 59-9)

福井 晴敏

愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、...

6人 4
75.9%
奪取〈上〉 (講談社文庫)

奪取〈上〉 (講談社文庫)

真保 裕一

一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...

25人 3
73.4%
失敗学のすすめ (講談社文庫)

失敗学のすすめ (講談社文庫)

畑村 洋太郎

恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失...

18人 4
ぼんぼん
ぼんぼん Lv.66

再読。
主人公・麻里子の成長を描く10代向けの小説。赤川次郎っぽい?
でも作中で起こる殺人事件はけっこうグロです。
 
初読のときは、年齢が近かった事もあってか麻里子が自分の恋心に気づく場面に感動して、麻里子の恋にばかり共感していた記憶があったのだけれど。
でも今読み直すと、いろんなことに真正面からぶつかって、いちいち真面目に受け止めて悩む麻里子がなんともいじらしくて可愛いと思ってしまいました。
麻里子、直久、恩。周囲の人にに受け入れられたいと願いながら、自分の気持ちを上手く伝える事ができない。そしてそれを周囲のせいにしてしまう。そんな三人を通して、思春期のイライラが上手く描かれていると思いました。
特に恩のイライラ・・・障気は、最近頻繁に語られる、誰とも繋がれない孤独な若者像を思い起こさせる。
イライラも八つ当たりも切なさももどかしさも、全部自分の心と向き合えば意味のあることで、そんなひとつひとつは10代のうちにしっかりと消化していくべきものだったんだなぁ。
それにはやっぱり人との出会いが大切で、人と接することで生まれるすべての気持ちもまた、人との中でしか消化できないものなのだと思いました。
麻里子の心理描写と成長記は多少の古臭さはあるものの、普遍的なものなのだと思います。

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します