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ザ・ロード

ザ・ロード

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4人が登録
163回参照
2012年11月5日に更新

書籍情報

ページ数:
272ページ
参照数:
163回
登録日:
2012/11/02
更新日:
2012/11/05
所有者:
キヨ キヨさん

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内容紹介

父と子は「世界の終り」を旅する。人類最後の火をかかげ、絶望の道をひたすら南へ―。アメリカの巨匠が世界の最期を幻視する。ピュリッツァー賞に輝く全米ベストセラーの衝撃作。
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読書履歴

2012/11/05 272ページ
2012/11/04 90ページ
2012/11/03 42ページ
2012/11/02 32ページ

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難解でした。
希望がない世界の、自問自答の旅。
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とにかくすべてが静かで、心を削られていくような作品でした。
まるでベクシンスキーの絵の世界。
 
灰色の世界。
死者。
やりすごす。
逃げる。
隠れる。
奪う。
争う。
孤独。
絶望。
欲。
嘘。
傍観。
心の中で静かに燃える火。
愛。
 
この父子の旅路は、まるで人生みたいだなぁと思いました。

生き延びることが幸運なことなのか、という疑問が頭をよぎったりとか、
生き続けなければいけない苦しみに気づいてしまったりとか。
 
そんな中で、
こんな世界を肯定的に見ている・・というか、決して諦めない、純真な少年の存在は、希望そのものだった。
読んでいて、自分自身が少年にすがりつきたい気持ちになりました。
少年を守っている父親も、きっとそうだった。
たったひとつでも希望の光がれば、強くなれるんだな人間は。
  
SFチックな特殊な舞台設定ながら、人生というものをを示唆されたような、
苦さと希望を同時に感じることができた小説でした。

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