
内容紹介

AIが見つけた似た本
「下町ロケット」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を2冊見つけました
起業・企画・営業・雑談のネタは日常の諦めている不便利から
田口 元
人気サイト『百式』に寄せられた全国読者からの投稿を厳選して一挙公開。日常生活のしょうがないなぁ...を逆転の発想で打ち破るアイデアの数々。雑談のネタからビジネスのヒントまで、アイデアに悩むすべての人に...


上半期エンタメ小説マイベスト。このご時世に最も必要な、元気の出る小説である。町工場が、品質とプライドをかけて、大企業相手に戦い抜いて、念願のロケットを・・・。ご都合主義のところもあるけど、町工場の気骨・矜持が頼もしく、勧善懲悪・溜飲が下がり、気持ちよくホロっと涙も出てくる。2時間程度の一気読みで、大満足。値段(1700円)の価値は十二分にあり。
「その特許がなければロケットは飛ばない」元ロケットエンジン研究者が下町の町工場を継いだことから始まる最先端特許をめぐる中小企業対大企業。下請けいじめ、資金繰り難、訴訟問題。登場人物も多いのだがくっきり位置づけられていて読みやすくぐいぐいひきこまれていった。ものづくりに誇りをもって社員一丸となって夢を実現していく。実際にある「植松電気」がよぎるサイコーにわくわくする本でした。

中小企業のロケット開発。強者のヒールと弱者の正義、ストーリー、テンポ、申し分なし。
★5 実家はモノを作る仕事で子供の頃はそれを見て育ったし、サラリーマンも経験して独立し、とても小規模ではあるけど一応の経営者となった私としては思う事がありすぎて、人ごとではない気持ちで読んでしまった… 技術者vs営業、経営者vs社員、中小企業vs大手企業と様々な図式があって、それぞれの立場での人間がよく描けてるなぁと感心しました。こういうのは経験がない若い人には書けないハズ。自分を支えてくれる技術には価値があると信じたいし、そうでなければいけないなぁと改めて思わせてもくれました。

夢とロマン

想像どうりの展開だけどすごく面白い
直木賞作品ははずれなし

読みやすくて、面白いが、ストーリーが単純。


お父さんに借りて、お正月休みに読みました。ロケット開発に情熱を傾ける町工場の社長と、その中で反発したり協力したりする社員。そして大企業との開発に向けたやり取り。男性ばっかり。結構、うまくまとまり過ぎた気もするんだが、誠実に仕事をすることの価値を描いているんだと思う。
直木賞受賞作。

下町のエンジン工場が宇宙ロケットを作る話。なんだか途中は人間のずるさが気分悪い

軽い話。小さな挫折と仲間と大きな成功。悪い奴らの鼻をへし折り、大団円。サラリーマンの夢かな。


空飛ぶタイヤと同じ雰囲気。わかりやすいキャラ設定と展開。ちょっとクサイけどはらはらするし感動する。ハッピーエンドで読後感も良いし、プロジェクトX見たいな感じ。本作で直木賞のようですが、自分は前作の方が好き。


名作!泣いた…


元銀行員であり、本書の著者である池井戸潤氏が珍しく、銀行員を主人公としなかった作品である。
私は氏の作品をこれまで2作、拝読した。
また去年、一世を風靡した「半沢直樹」シリーズも毎週欠かさず、楽しんで観た。
だからこそ、この銀行員以外の人物が主人公という本書に強く興味を惹かれたのだった。
「自分が手掛けたエンジンでロケットを宇宙に飛ばす」
何とも子供染みたというか、真面目に語れば苦笑されるような夢を、主人公の佃はいつまでも忘れなかった。
その夢と現実の間で葛藤する中小企業の世界を描いたのが本書である。
私にはそんな大層な夢はない。
これまで夢について問われれば、「寿命で死ぬこと」だと常々答えてきた私にとって、夢自体が大層な言葉であった。
しかしそんな私に、最近一つの夢ができ、それが叶った。
それが4月から勤務するCRCという仕事だ。
人々を救いたい。医療に貢献したい。
そんな気持ちだけが胸中で彷徨っていた人生において、明確な目標と憧れが形成され、そして去年の始め、SMOから内定を頂いた。
そんな経緯があったからこそ、一般読者より本書を楽しむことができたと感じている。
ただ、惜しむらくは、展開の早さ故に生じた物足りなさだ。
盛り上がる部分では、とにかく痛烈な展開が待ち受けるのに対し、結論はというとすんなりと収まってしまう。
こんな状況では心が折れてしまう。
もう立て直すことはできないだろう。
そう思っていても、主人公たちは必死に身を削り、自分を信じ、仲間を信じ、信念を持って最悪な状況を打破する術を見出してきた。
そうした姿に心を打たれ、また憧れていたのに、散々陰湿に対応してきた敵方はというと、それですんなりとKOされてしまう。
もっと応酬を楽しみたいと思っていたから、対戦の終わりに萎えてしまったり、物足りなさを感じてしまった。
また、作中でテーマとなった「夢を追うことは身勝手な行為なのか」という論議は非常に興味深かった。自身の夢の実現に邁進しようとする張本人からすれば、人生がかかっているわけであるが、第三者、それも夢を追われることで何かしらの被害を受ける者からすれば、「夢を追う」という行為は自己中心的極まりない。
そこに「夢」という言葉がもつ消極的な一面を垣間見た気がした。
夢といえば、キラキラとしていて、誰もが賛同し応援してくれるような輝かしい印象が強いため、短くはあったが今回の議論はためになった。
まとめるとすれば、内容が充実しており、物事は二転三転するのに読み易く、非常に楽しめた作品だった。

元航空事業の研究員でロケットエンジン開発の研究主任だったが、打ち上げ失敗により職を追われ、家業の町工場を継いだ男の話。
取引先の撤退やライバル企業の訴訟攻勢、銀行の貸し渋りにも、逃げることなく、かつ人としての倫理、矜恃を曲げることなく対応し難を乗り切ってきた。だが、大手企業からの特許譲渡の圧力や、買収攻勢と、自社従業員の軋轢により、窮地に立たされる。
しかし、何のために働くのか、誰のために働くのかといった矜恃を持ち続けることで、相手も動かし、最後には自社製品を使用したロケットが飛ぶ。
目先の金にしがみつくのか、いつ来るかわからないチャンスにかけるのか。人は弱いから現状の豊かさを求める。窮地に立たされた時こそ、その人の本当の強さが試される。
仕事は楽しくないと。夢を仕事に乗せるからこそ、働く原動力になる。そして、ブレない自分を作る。













































































