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下町ロケット

下町ロケット

池井戸 潤

4.2
88人が登録
14件のレビュー

この本について

取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、...どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。

みんなの評価

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レビュー

zooko012
zooko012 2011年7月読了
上半期エンタメ小説マイベスト。このご時世に最も必要な、元気の出る小説である。町工場が、品質とプライドをかけて、大企業相手に戦い抜いて、念願のロケットを・・・。ご都合主義のところもあるけど、町工場の気骨・矜持が頼もしく、勧善懲悪・溜飲が下がり、気持ちよくホロっと涙も出てくる。2時間程度の一気読みで、大満足。値段(1700円)の価値は十二分にあり。
yuchan
yuchan
2011年8月読了
「その特許がなければロケットは飛ばない」元ロケットエンジン研究者が下町の町工場を継いだことから始まる最先端特許をめぐる中小企業対大企業。下請けいじめ、資金繰り難、訴訟問題。登場人物も多いのだがくっきり位置づけられていて読みやすくぐいぐいひきこまれていった。ものづくりに誇りをもって社員一丸となって夢を実現していく。実際にある「植松電気」がよぎるサイコーにわくわくする本でした。
ユーべ
ユーべ
2013年2月読了
中小企業のロケット開発。強者のヒールと弱者の正義、ストーリー、テンポ、申し分なし。
karua222
karua222
2011年10月読了
★5 実家はモノを作る仕事で子供の頃はそれを見て育ったし、サラリーマンも経験して独立し、とても小規模ではあるけど一応の経営者となった私としては思う事がありすぎて、人ごとではない気持ちで読んでしまった… 技術者vs営業、経営者vs社員、中小企業vs大手企業と様々な図式があって、それぞれの立場での人間がよく描けてるなぁと感心しました。こういうのは経験がない若い人には書けないハズ。自分を支えてくれる技術には価値があると信じたいし、そうでなければいけないなぁと改めて思わせてもくれました。
Pongiorno
Pongiorno
2012年2月読了
想像どうりの展開だけどすごく面白い
直木賞作品ははずれなし
かおる
かおる
2011年11月読了
読みやすくて、面白いが、ストーリーが単純。
あやたん
あやたん
2012年1月読了
お父さんに借りて、お正月休みに読みました。ロケット開発に情熱を傾ける町工場の社長と、その中で反発したり協力したりする社員。そして大企業との開発に向けたやり取り。男性ばっかり。結構、うまくまとまり過ぎた気もするんだが、誠実に仕事をすることの価値を描いているんだと思う。
直木賞受賞作。
たれえり
たれえり
2015年3月読了
下町のエンジン工場が宇宙ロケットを作る話。なんだか途中は人間のずるさが気分悪い
もん
もん
2012年4月読了
軽い話。小さな挫折と仲間と大きな成功。悪い奴らの鼻をへし折り、大団円。サラリーマンの夢かな。