内容紹介
書籍情報提供: Google Books
AIが見つけた似た本
「鍵のない夢を見る」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました
夢違
恩田 陸
夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を視ているのだろうか?そんな折、浩章のも...
クローバーナイト
辻村 深月
何が“普通”になるのかは、誰にもわからないのだ。ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そして―。保育園に通う一男一女を抱える鶴峯家。家族の幸せを守るべく、新米騎士が右往左往しなが...
本日は大安なり
辻村 深月
一世一代の企みを胸に秘めた美人双子姉妹、クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしま...
凍りのくじら (講談社ノベルス)
辻村 深月
藤子・F・不二雄をこよなく愛する、有名カメラマンの父・芦沢光が失踪してから五年。残された病気の母と二人、毀れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に、思い掛けず現れた一人の青年・別所あ...
虚ろな十字架
東野 圭吾
別れた妻が殺された。もし、あのとき離婚していなければ、私はまた遺族になるところだった。東野圭吾にしか書けない圧倒的な密度と、深い思索に裏付けられた予想もつかない展開。私たちはまた、答えの出ない問いに立...
ツナグ
辻村 深月
突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。でも―喪ったものを取り戻し、生きるために会い...
短編集
救いがない。読んだ後、心に引っかかりが残る感じ。辻村さんは女性の暗いダークな部分を表すのが上手い。
人間の、特に女の嫌な部分満載。「泥棒」で、自分が思っている程相手は思っていなかったという苦さ。「放火」での人にどう思われるかと自意識過剰になるぐちゃぐちゃな気持ち。「逃亡者」でのうそで自分をどうにか保つところ。「夢と殺人」で夢と現実で揺れる気持ち。「誘拐」での育児ノイローゼ。どの話もどこか一部分は経験したことがあるような気がする。忘れたくて心の奥底に隠しておきたい部分だから、こうやってさらされるととても嫌な気分になる。心に残る本になるだろうから力がある作家なのだろう。この本は読み返すことはないが。
ここ何年かの辻村作品は面白く読んでいたけれど、でもヒリヒリするような痛さみたいのはなく、作品が成熟したのか、自分が鈍感になってしまったのか、もう文庫以外では買わないかなと思っていた。
(他の4篇はその印象と変わらないが、)でも「芹葉大学の夢と殺人」はそうとう凄かった。
個人的には著者の大人作品の中では圧倒的。子供ものに許される甘さも、思春期ものに特有の経年の後味の良さもなく、ただただ痛い。恥ずかしい。程度は違えど、その痛さや恥ずかしさは私の中にもあり、それは誰にも打ち明けることはないけれど、この作品を読むことで、初めて他者と共有されたように思える。
傑作だと思います。
これからもずっと著者の作品を手にとり続けるんだろうな。
息苦しくなる話が多かった。
図書館
短編。程度の差はあれど、どの話もみんな少し?不幸で、見事に後味が悪い。恋愛に関する心情の中でも決してプラスでない箇所がそのまま描かれているような印象で、イタくて哀しくて、自分の中にも彼女達と同じような感情があるだろうとチクチク刺されている気分になる。