
タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾 (新潮文庫)
この本の所有者
14人が登録
144回参照
2010年11月9日に更新
📝 レビュー (mak246さんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
八雲シリーズ等で存在は知りつつも、今までは接触機会が全くなかった神永作品。今回は文庫本の表紙とタイトルに興味が沸いて思わず買ってしまったという、いわゆるジャケ買い状態。
で、読んでみたら軽やかでスピード感のある展開なので、アッという間に読了。
主人公の真田省吾は今時のチャラい感じを出しつつも中身は真面目で正義感があり、でもちょっと無鉄砲といったマンガっぽいキャラクターで。しかし、重い過去を持ちつつも前向きな姿勢でなかなか好感が持てる。その他の登場人物も背景がしっかり描かれていて物語に厚みを持たせているし、会話もテンポが良くて疾走感を感じさせる要因になっている。
ライトノベル調で予知夢といったSF的要素もあるが、予知夢にまつわる背景や事件の伏線などのプロットはよく練り込まれてて、軽いながらもミステリー小説として楽しく読めた。まぁ、物語の展開自体はベタとも言えなくはないのだが、各キャラクターが活きてて、それがうまく絡み合って一つのエンターテイメント作品として成り立っている良作だっんじゃないかと。。。
…ちなみに、シリーズ物と聞いてるけど志乃の今後のポジションは?流石に予知夢はもう出てこないのか??
そんなコトを気にしつつ、続編が出たら読んでみよう。
で、読んでみたら軽やかでスピード感のある展開なので、アッという間に読了。
主人公の真田省吾は今時のチャラい感じを出しつつも中身は真面目で正義感があり、でもちょっと無鉄砲といったマンガっぽいキャラクターで。しかし、重い過去を持ちつつも前向きな姿勢でなかなか好感が持てる。その他の登場人物も背景がしっかり描かれていて物語に厚みを持たせているし、会話もテンポが良くて疾走感を感じさせる要因になっている。
ライトノベル調で予知夢といったSF的要素もあるが、予知夢にまつわる背景や事件の伏線などのプロットはよく練り込まれてて、軽いながらもミステリー小説として楽しく読めた。まぁ、物語の展開自体はベタとも言えなくはないのだが、各キャラクターが活きてて、それがうまく絡み合って一つのエンターテイメント作品として成り立っている良作だっんじゃないかと。。。
…ちなみに、シリーズ物と聞いてるけど志乃の今後のポジションは?流石に予知夢はもう出てこないのか??
そんなコトを気にしつつ、続編が出たら読んでみよう。
読書履歴
2010/11/09
370ページ
2010/11/06
190ページ
2010/11/05
78ページ
AIが見つけた似た本
「タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾 (新潮文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
6人
5
七つの黒い夢 (新潮文庫)
乙一
天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗...
19人
4