原理主義から世界の動きが見える (PHP新書)
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書籍情報
- ページ数:
-
293ページ
- 参照数:
- 61回
- 登録日:
- 2010/09/26
- 更新日:
- 2010/09/26
- 所有者:
-
northeast57さん
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📝 レビュー (northeast57さんのレビュー)
本来「原理主義」とは、キリスト教プロテスタントの一部の主張に名付けられたものであり、キリスト教固有の現象であることが、キリスト教、イスラーム、ユダヤ教のそれぞれについて詳細に議論されることによって、明らかにされていきます。
マスコミにより度々言及される「イスラーム原理主義」とは、「イスラーム過激派」、「イスラーム暴力派」を指すに過ぎないのですが、「原理主義」という言葉を使うことによって、イスラームそのものの問題であるかのような印象を与え、背景にある真の問題から目をそらせるものでしかありません。
イスラームとユダヤ教に関する議論は、かなり専門的な内容で、けして読み易くはありませんが、「原理主義」という言葉を安易に用い、分かったつもりになることが如何に危険で、大いに反省すべきことであることが理解できると思います。
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本来「原理主義」とは、キリスト教プロテスタントの一部の主張に名付けられたものであり、キリスト教固有の現象であることが、キリスト教、イスラーム、ユダヤ教のそれぞれについて詳細に議論されることによって、明らかにされていきます。
マスコミにより度々言及される「イスラーム原理主義」とは、「イスラーム過激派」、「イスラーム暴力派」を指すに過ぎないのですが、「原理主義」という言葉を使うことによって、イスラームそのものの問題であるかのような印象を与え、背景にある真の問題から目をそらせるものでしかありません。
イスラームとユダヤ教に関する議論は、かなり専門的な内容で、けして読み易くはありませんが、「原理主義」という言葉を安易に用い、分かったつもりになることが如何に危険で、大いに反省すべきことであることが理解できると思います。