京大式ロジカルシンキング―頭スッキリ!行動派のための論理思考法 (サンマーク文庫 B- 111)
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ページ数はなかなかですが、内容はそれほど難しくないので(と言っても設問自体は難しいのはありますが)楽に読めるかと。
KJ法、演繹、帰納法、オズボーンのチェックリスト、矛盾などのお話もあれば、「コンピュータは犬、猫の区別がつかない」なんてトピック、章の間にはコラム的な内容もあり、単調な感じはあまりありません。
アイデア創出法の「京大式ハイパーマップ法」は初めて読んだので、復習をかねてメモ。
1.考える要素を紙に書いて並べる。枚数は数枚レベル。
2.カードを動かすことでイメージを高める。
3.配置がプラスかマイナスかをイメージする。
4.その過程で新しい言葉の着想に至る。
5.言葉が出尽くしたら、プラス思考(自分にとって生産的な、望ましい)の配置を作り出していく。この過程でカードの取捨選択が発生。
6.場合によっては、グループ化、カードのコピーを行う。
あとは、論述における10ヶ条も。
1.道理の通らない相手には論理を噛んで含めるように、ゼロポイントを明確に。場合によっては30分がまんするってのもあり。
2.強弁法を使う人が相手の場合には、第三者に勝ちをアピール
3.「ある」と「すべて」を混同する人が相手の場合には、反証をいくつも挙げる、厳密性の不足を指摘。
4.表現を裏返して述べることで、相手の感情を刺激しない。
5.データにだまされない。突っ込みどころのあるデータはその辺にごろごろしている。
6.言い回しの妙に気を配って、相手に与えるイメージをコントロール
7.相手に説明責任を押し付ける。ちょと煙に巻く感じもありますが。
8.言葉の裏の真意を読む。
9.大勢の相手から攻められたら、弱いところ(人)から攻略。
10.先を読んで攻略。
って、ためにはなりますが、こういったことばかり考えないで済む方がいいのかなーとも思ったり。
あと、何となく「矛盾」てキーワードにも引っかかったり。