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交渉人・爆弾魔 (幻冬舎文庫)

交渉人・爆弾魔 (幻冬舎文庫)

五十嵐 貴久

この本の所有者

6人が登録
138回参照
2010年4月28日に更新

書籍情報

ページ数:
533ページ
参照数:
138回
登録日:
2010/04/21
更新日:
2010/04/28
所有者:
mak246 mak246さん

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📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

レビュー:
シリーズ2作目。前作ほどの交渉術はなく遠野麻衣子の洞察力・推理力が事件を解決に導いていく感が否めない。とは言うものの、全体的に緊迫感のあるスリリングな展開で勢いはあるし、終盤では満を持して見事な交渉術が炸裂するしで、エンターテイメント作品として大いに楽しめた。
…しかし、この作者は他の作品でもそうだが、展開上「ご都合主義」と見られる部分にも細かい設定でカバーされていたりして、妙に(ってか、論理的)に納得させられる部分がうまい!
本作でも、警察上層部が主人公を煙たがって広報課に左遷とかそれぞれの立場での確執とかはありがちな設定なんだろうが、主人公を白眼視する上層部が単に融通が利かなかったり無能だったりする訳ではなく、主人公の推測に賛同できない背景等がしかっりしていてその苦悩すら窺い知ることができる。
その意味では、長谷川本部長あたりの視点からこの事件を振り返るのも面白そうかと。。。

…ただちょっと残念なのはこれだけのテロが起きているにも関わらず、その臨場感があまり感じられないことかなぁぁ、、、
事件の被害者視点があまりないこともあるけど、なんかモニター越しに事件をみてるようで。。
(まぁ、正に主人公もそうなんだけど…)

読書履歴

2010/04/28 533ページ
2010/04/26 480ページ
2010/04/23 396ページ
2010/04/22 334ページ
2010/04/21 246ページ

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