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虚ろな十字架

虚ろな十字架

東野圭吾

4人が登録
1件のレビュー

レビュー

てあ
てあ 2019年10月読了
万引き依存症については刑罰ではなく治療が必要と言及しながら(p140)、ギャンブルに関しては「依存」という表現すらない中途半端さ。

元受刑者の7割が職を見つけられない(p167)という統計結果を出し、金銭的に困窮すると書いているのに、
そういう社会の問題には一切触れず、
再犯の原因を、更生していない一点に絞る残念さ。

結論ありきにしか見えない。

東野圭吾が冤罪ものを書かないのは、この辺に理由があるのかな。

あと、権力に従順よね。

それから、日本であまり聞かないんだけど、
被害者救済のシステムがあれば、処罰感情(復讐感情?)に短絡的に結びつかないのでは?

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