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キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

時雨沢 恵一

4.3
33人が登録
2件のレビュー

みんなの評価

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レビュー

miyan
miyan
2010年6月読了
うわさどおりの評判の本。
人間描写が巧みで、面白い。
遠まわしに人間を批判しています。

しかし、なんとなくわかっていたけど
キノは…だったのですね。
まぁそれはあるお話で解明することですので。

すばらしき充実感。
aming
aming
2011年5月読了

「人の痛みが分かる国」
サトラレみたいな能力が備わる薬が開発されて、人の痛みがわかるぞー!って喜んで飲んだら、考えてる事が筒抜け過ぎて、皆、対人恐怖症に。
今は皆が離れて1人で暮らしてる。街には誰もいなくて、全て機械がやってくれる。子供も生まれないのでいつか滅びる。

「多数決の国」
悪い王様を革命で倒して処刑して、これからは良い国にしようって事で、色んな事は多数決で決める事に。
そのうち、多数決に異論を唱える人が出て来てその人や家族は多数決によって処刑。その内、どんどん多数決で少数派が処刑されていき、今国にいるのはたった1人。
全ての物事は、より多くの人が望む道を選ぶべき。

「レールの上の3人の男」
最初に出会った老人は、使われていない線路を新しい物にする。
次に出会った老人は、その線路がもう使われないということで、撤去していく。
最後に会った老人は、新しい線路をまた作って行く。材料はそこらにたくさん落ちてるだろ?と二番目の老人が撤去した一番目の老人が使ったレールなんかを使う。
それぞれの老人は、会社に命令されてからずっとこの作業を続けてる。まだ辞めろと言われてないからね。と。
どこまで続くのかな。

「コロシアム」
昔は良い国にだった。でもその王様は息子に殺され、息子が国王になる。元王様の家族は殺され、国王の妻は悲しみのあまり自殺。2人いた息子は国外追放、もしくは地下に閉じ込められているらしい。
彼は自然豊かな国で、自分勝手なルールを作って自堕落に暮らし始める。


読書ステータス

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