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クオリア入門―心が脳を感じるとき (ちくま学芸文庫)

クオリア入門―心が脳を感じるとき (ちくま学芸文庫)

茂木 健一郎

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2007年9月読了
む、難しい。。けど、相変わらず「脳」は興味深いです。

冒頭で述べられる「私に見えていることの全ては、本当は、私の外にあるのではなくて、私の頭蓋骨の中にあるニューロンの発火の結果生ずる現象に過ぎないのだ。」という観点。なるほどーと。

認識する存在がいなければ、その事象は存在しないのと等価。誰も聞くことの無い音は存在しないのと同じ。って、昔聞いた禅問答のようなことを思い出しました。

クオリア(qualia)とは、、

「赤い色の感じ」や「ヴァイオリンの音色」など、私たちの感覚を特徴づける独特の質感を指す。

と説明されています。

自分自身が脳科学の専門でも何でもないせいもあり、難解な論理展開(って、僕が感じているだけか)が続くのです。

とは言え、興味深い話もあったり。コーラとミルクを間違えて飲むと言う話や、日本人とイヌイットの「白」に対する認識の違いや、「重生起(supervenience)」の話、両眼視野闘争における「利き目」の話、等々。

もっと、読みあさってみようっと。

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