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トリップ (光文社文庫)

トリップ (光文社文庫)

角田 光代

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2件のレビュー

この本について

普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁いだ主婦―。何となくそこに暮らし続ける何者でもないそれらの人々がみな、日常とはズレた奥底、秘密を抱えている。小さな不幸と小さな幸福を抱きしめながら生きる人々を、透明感のある文体で描く珠玉の連作小説。直木賞作家の真骨頂。

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レビュー

雪
2011年11月読了
角田光代らしい作品。不似合いであろうとそこにいなければいけない、何か納得できるものを探しながら、何も考えないのに幸せそうな人たちを妬みながら。
それでも、自分の環境の幸せに目を向けれたら、それは必ずあるから、もう逃げなくてもいいのかもしれない。人より幸せに感じるのかもしれない。大切にできるのかもしれない。

読書ステータス

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